山本 周五郎

ひやめし物語

新字新仮名 約16,459字・読了目安33分

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一 大四郎は一日のうち少なくとも二度は母の部屋へはいってゆく、「お母さんなにかありませんか」と、云うことは定っている。云わないで黙っているときもある。ながいあいだの習慣だから母親の椙女は、彼がそう云おうと黙っていようと、茶箪笥のほうへ振返っ…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館、1947(昭和22)年4月号
分類NDC 913
公開日2022-01-26
最終更新2021-12-27
底本 「山本周五郎全集第二十巻 晩秋・野分」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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