山本 周五郎

ちいさこべ

新字新仮名 約33,849字・読了目安68分

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一 茂次は川越へ出仕事にいっていたので、その火事のことを知ったのは翌日の夕方であった。当日の晩にもちょっと耳にした。川越侯(松平直温)が在城なので、江戸邸から急報があったのだろう、かなり大きく焼けているというはなしだった。江戸で育った人間は…

作品情報

初出「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1957(昭和32)年11月
分類NDC 913
公開日2019-06-22
最終更新2019-05-28
底本 「山本周五郎全集第二十八巻 ちいさこべ・落葉の隣り」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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