山本 周五郎

源蔵ヶ原

新字新仮名 約13,918字・読了目安28分

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市三がはいってゆくと、その小座敷にはもう三人来ていた。蝶足の膳を五つ、差向いに並べ、行燈が左右に二つ、火鉢が三つ置いてあった。 瓦屋の息子の宗吉をまん中に、こっちが石屋の忠太、向うに左官の又次郎が坐っていた。市三はかれらに頷いて、こっち側の…

作品情報

初出「週刊文春」文藝春秋新社、1962(昭和37)年12月17日号
公開日2022-10-29
最終更新2022-09-26
底本 「山本周五郎全集第二十九巻 おさん・あすなろう」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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