あすなろう
新字新仮名 約20,112字・読了目安40分
一 うすよごれた手拭で頬冠りをした、百姓ふうの男が一人、芝金杉のかっぱ河岸を、さっきから往ったり来たりしていた。日はすっかり昏れてしまい、金杉川に面したその片側町は、涼みに出た人たちで賑わっていたが、誰もその男に注意する者はなかった。やがて…
作品情報
| 初出 | 「小説新潮」新潮社、1960(昭和33)年8月~9月 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-10-19 |
| 最終更新 | 2022-09-26 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二十九巻 おさん・あすなろう」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 北川松生 |
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