山本 周五郎

蜆谷

新字新仮名 約14,443字・読了目安29分

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一 「こんなに鴨の寄らないこともないもんだ、もう師走という月でまるっきり影もみせない」風邪でもひいているような、ぜいぜい声でこう云うのが聞こえた、「もう十年もむかしだったか、沖の島の杓子岩のくずれた年だかに鴨の寄らないことがあった」 「なむ…

作品情報

初出「新読物」公友社 、1947(昭和22)年3月号
分類NDC 913
公開日2021-10-02
最終更新2021-09-27
底本 「山本周五郎全集第二十巻 晩秋・野分」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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