山本 周五郎

おかよ

新字新仮名 約9,408字・読了目安19分

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一 ――ああこんどこそ。 おかよは縁台から立った。からだじゅうの血がかっと頭へのぼるようで、足がぶるぶるとひどくふるえた。跫音はまっすぐに近づいて来た。そして、すこし葭簾のはねてある入口からしずかにはいって来たのは、やっぱり待っていた弥次郎…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館、1942(昭和17)年5月号
公開日2025-06-17
最終更新2025-06-17
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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