山本 周五郎

粗忽評判記

新字新仮名 約14,413字・読了目安29分

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一 苅田久之進は粗忽者という評判である。粗忽者といってもどの程度に粗忽なのかはよく分らない、いちどそういう評判をとってしまうとつまらぬ失策まで真らしく喧伝されるもので、ときには他人の分まで背負わされることも珍しくはない。これはつまり何々の粗…

作品情報

初出「富士」大日本雄辯會講談社、1929(昭和14)年7月号
公開日2024-02-14
最終更新2024-02-06
底本 「山本周五郎全集第十八巻 須磨寺附近・城中の霜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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