山本 周五郎

壺

新字新仮名 約16,832字・読了目安34分

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一 寛永十二年十一月の或る日、紀伊のくに新宮の町の万字屋という宿に、木村外記となのる中年の武士が来て草鞋をぬいだ。背丈のすぐれて高い、骨ぐみのがっちりとした、いかにも精悍なからだつきだし、浅黒い膚の面ながな顔にぐいと一文字をひいたような眉や…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館、1940(昭和15)年10月号
公開日2025-05-14
最終更新2025-05-11
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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