山本 周五郎

日本婦道記

春三たび

新字新仮名 約13,127字・読了目安26分

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一 「今夜は籾摺りをかたづけてしまおう、伊緒も手をかして呉れ」 夕食のあとだった、良人からなにげなくそう云われると、伊緒はなぜかしらにわかに胸騒ぎのするのを覚え、思わず良人の眼を見かえした。夕方お城からさがって来たのを出迎えたときにも、いつ…

作品情報

初出「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1943(昭和18)年4月
分類NDC 913
公開日2020-01-11
最終更新2019-12-27
底本 「山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正酒井和郎

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