うき草
旧字旧仮名 約9,227字・読了目安18分
その村には遊んでゐる女が二人ゐた。一人はほんの少しばかり氣がふれてゐるさえといふ女で、三年ほど前、北支那へ行つてゐて、去年の夏、何の前ぶれもなくひよつこり村へかへつてきた。 さえの家は炭燒きをしてゐたのだけれど、父親はもうずつと以前に亡くな…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2018-06-28 |
| 最終更新 | 2018-05-27 |
| 底本 | 「林芙美子全集 第五巻」文泉堂出版 |
| 入力 | しんじ |
| 校正 | 阿部哲也 |
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