林 芙美子

恋愛の微醺

新字新仮名 約4,353字・読了目安9分

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恋愛と云うものは、この空気のなかにどんな波動で飛んでいるのか知らないけれども、男が女がこの波動にぶちあたると、花が肥料を貰ったように生々として来る。幼ない頃の恋愛は、まだ根が小さく青いので、心残りな、食べかけの皿をとってゆかれたような切ない…

作品情報

初出「日本評論 昭和11年8月号」日本評論社1936(昭和11)年8月1日
分類NDC 914
公開日2004-08-29
最終更新2014-09-18
底本 「林芙美子随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力林幸雄
校正noriko saito

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