中野 鈴子

母の叫び

新字新仮名 約676字・読了目安1分

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行ってしまった もう煙も見えない 息子を乗せた汽車は行ってしまった 剣を抜いて待ちかまえている 耳や 手足の指がくさって落ちるという そんな寒い 戦場の×煙の中へ 息子の汽車は走って行った 生きて帰るようなことはあるまい 汽車の窓のあの泣き…

作品情報

初出「赤い銃火〔詩・パンフレット第一輯〕」日本プロレタリア作家同盟出版部、1932(昭和7)年4月20日
分類NDC 911
公開日2018-08-15
最終更新2021-05-28
底本 「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
入力津村田悟
校正夏生ぐみ

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