中野 鈴子

方向

新字新仮名 約520字・読了目安1分

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わたしはこの頃しきりに考える 自分というものについて わたしは下宿の二階に兄のくれる金で暮らしている それはわずかな金だ けれども兄の彼が夜ヒル書きつづける血のしたたりなのだ わたしはそれで米や炭をととのえ腹を満たしている わたしの仕事は詩…

作品情報

初出「詩人 第三巻第六号」文学案内社、1936(昭和10)年6月1日
分類NDC 911
公開日2019-01-24
最終更新2018-12-24
底本 「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
入力津村田悟
校正夏生ぐみ

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