人さまざまの苦労の話
新字旧仮名 約2,485字・読了目安5分
老醜と云ふ言葉があるが、自分のむかしから最もきらいな言葉の一つである。ひどく幼稚な観念的な言葉で、老人を無条件でヘコマセてくれようといふ風な底意地の悪い政治的なずるさがあつて甚だ無邪気でないところへ、何よりも馬鹿な言葉なのがいやなのである。…
作品情報
| 初出 | 「心 第七巻第一〇号」1954年(昭和29)年10月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 914 |
| 公開日 | 2019-04-09 |
| 最終更新 | 2019-03-29 |
| 底本 | 「定本 佐藤春夫全集 第24巻」臨川書店 |
| 入力 | えんどう豆 |
| 校正 | 津村田悟 |
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