佐藤 春夫

もののまちがひ

「田園記」を読みてこの拙文を著者井伏君に呈す

新字旧仮名 約2,455字・読了目安5分

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井伏鱒二君の文は虚実相半して自ら趣を成すものである。たとへばそれは歪んだ面をもつた田舎の理髪店の鏡のごとく現実を歪んで映し出してゐる。しかし決して現実の姿を総体として誤ることなく映し出してゐるのも事実であつて、そのままならぬ姿の現実、現実を…

作品情報

初出「作品 第五巻第七号」1934(昭和9)年8月1日
分類NDC 910
公開日2019-02-15
最終更新2019-06-09
底本 「定本 佐藤春夫全集 第20巻」臨川書店
入力夏生ぐみ
校正きりんの手紙

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