中谷 宇吉郎

荒野の冬

新字新仮名 約4,110字・読了目安8分

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北海道の奥地深く、荒野の冬の姿といえば、『カインの末裔』の描写を思い出す人が多いであろう。 鉛色の空が低くたれこめた下には、木も家も、吹きつけられた雪にただあだ白い凄気を帯びて静まりかえっている。そして一度吹雪が来ると、天地が白夜の晦冥とで…

作品情報

初出「短歌研究」1940(昭和15)年11月
分類NDC 914
公開日2021-07-26
最終更新2021-06-28
底本 「中谷宇吉郎随筆選集第一巻」朝日新聞社
入力砂場清隆
校正室瀬皆実

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