壺井 栄

瀬戸内の小魚たち

新字新仮名 約2,302字・読了目安5分

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この一月の末に、足かけ四年ぶりに郷里の小豆島へ帰った。大して目的はなく、もしかしたら持病になりつつあるぜんそくが癒るかもしれないと聞かされての、急な思いつきだったのだが、帰ってみると顔を合せるほどの人がみんな聞く。 「どんなご用で。どうしに…

作品情報

初出「あまカラ 3月号 第一五一号」甘辛社、1964(昭和39)年3月5日
分類NDC 596 914
公開日2019-08-05
最終更新2019-07-30
底本 「「あまカラ」抄1」冨山房百科文庫、冨山房
入力砂場清隆
校正芝裕久

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