萩原 朔太郎

橋上

――詩壇の議論家に捧ぐ――

旧字旧仮名 約741字・読了目安1分

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支那のある水郷地方。 白柳が枝をたれて、陽春の長閑かな水が、橋の下をいういうと流れてゐる。 橋の上に一人の男がたたずんでゐる。男はぼんやりと考へながら、川の流れを見つめてゐた。 「どうした? 惠子。」 さういつて一方の男が、後から肩を叩いた…

作品情報

初出「詩神 第二卷第一號」1926(大正15)年1月号
分類NDC 911
公開日2021-11-01
最終更新2021-10-27
底本 「萩原朔太郎全集 第八卷」筑摩書房
入力岡村和彦
校正きりんの手紙

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