水野 仙子

白い雌鷄の行方

旧字旧仮名 約7,389字・読了目安15分

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一 年老いた父と母と小娘二人との寂しいくらし――それは私が十二の頃の思出に先づ浮んで來る家庭の姿であつた。總領の兄は笈を負うて都に出てゐるし、やむなく上の姉に迎へた養子は、まだ主人からの暇が出ないで、姉と共に隣町のお店に勤めてゐた。町でも繁…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-02-22
最終更新2014-09-17
底本 「叢書『青踏』の女たち 第10巻『水野仙子集』」不二出版
入力小林徹
校正柳沢成雄

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