原 民喜

海の小品

新字旧仮名 約400字・読了目安1分

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蹠 あたたかい渚に、蹠に触れてゴムのやうな感じのする砂地がある。踏んでゐるとまことに奇妙で、何だか海の蹠のやうだ。 宿かり じつと砂地を視てゐると、そこにもこゝにも水のあるところ、生きものはゐるのだつた。立ちどまつて、友は、匐つてゐる小さな…

作品情報

初出「野性」1950(昭和25)年9月
分類NDC 911
公開日2021-07-20
最終更新2021-07-08
底本 「原民喜全詩集」岩波文庫、岩波書店
入力村並秀昭
校正竹井真

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