原 民喜

曲者

新字新仮名 約3,717字・読了目安7分

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☆その男が私の前に坐って何か話しているのだが、私は妙に脇腹のあたりが生温かくなって、だんだん視野が呆けてゆくのを覚える。例によって例の如く、これは相手の術策が働いているのだなと思う。私は内心非常に恥しく、まる裸にされて竦んでいる哀れな女を頭…

作品情報

初出「進路」進路社、1948(昭和23)年2月号
分類NDC 913
公開日2021-11-15
最終更新2021-10-27
底本 「原民喜戦後全小説」講談社文芸文庫、講談社
入力竹井真
校正砂場清隆

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