原 民喜

西南北東

新字新仮名 約4,949字・読了目安10分

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時計のない朝 私は焼跡から埋めておいた小さな火鉢を掘出したが、八幡村までは持って帰れないので姉の家にあずけておいた。冬を予告するような木枯が二三日つづいた揚句、とうとう八幡村にも冬がやって来た。洗濯ものを川に持って行って洗うと指が捩げそうに…

作品情報

初出「詩風土 第十九輯 十二月號」臼井書房、1947(昭和22)年12月1日
分類NDC 913
公開日2022-03-13
最終更新2022-02-25
底本 「原民喜戦後全小説」講談社文芸文庫、講談社
入力竹井真
校正砂場清隆

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