或夜
新字新仮名 約6,097字・読了目安12分
季子は省線市川駅の待合所に入って腰掛に腰をかけた。しかし東京へも、どこへも、行こうという訳ではない。公園のベンチや路傍の石にでも腰をかけるのと同じように、ただぼんやりと、しばらくの間腰をかけていようというのである。 改札口の高い壁の上に装置…
作品情報
| 初出 | 「勲章」扶桑書房、1947(昭和22)年5月10日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2022-01-15 |
| 最終更新 | 2022-02-11 |
| 底本 | 「問はずがたり・吾妻橋 他十六篇」岩波文庫、岩波書店 |
| 入力 | 入江幹夫 |
| 校正 | noriko saito |
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