木下 夕爾

晩夏

新字旧仮名 約121字・読了目安1分

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停車場のプラットホームに 南瓜の蔓が匍いのぼる 閉された花の扉のすきまから てんとう虫が外を見ている 軽便車が来た 誰も乗らない 誰も下りない 柵のそばの黍の葉つぱに 若い切符きりがちよつと鋏を入れる

作品情報

公開日2022-08-04
最終更新2022-07-27
底本 「日本の詩歌 26 近代詩集」中央公論社
入力hitsuji
校正きりんの手紙

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