萩原 恭次郎

日比谷のベンチで

新字旧仮名 約104字・読了目安1分

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日比谷のベンチで 雪と愛が悲しいSの字を描いてゐる 青い魚がどこともなく泳いで 空に寒い街並みが映つてゐる 頭の中に恋人の欧文字があつた 棄てゝある蜜柑の皮は自らを嘲笑ふ赤い舌である!

作品情報

公開日2024-11-22
最終更新2024-11-20
底本 「日本の詩歌 26 近代詩集」中央公論社
入力hitsuji
校正染川隆俊

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