徳田 秋声

厄払い

新字新仮名 約1,742字・読了目安3分

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正兵衛といえるはこの村にて豪家の一人に数えらるる程の農民なるが、今しも三陸海嘯の義捐金を集めんとて村役場の助役は来りつつ、刀豆を植えたる畑の中に正兵衛を見つけて立ちながら話す。 それでは東北に大海嘯があったため三万の人が亡くなったというのだ…

作品情報

初出「文藝倶樂部 第二巻第九編臨時増刊 海嘯義捐小説」博文館、1896(明治29)年7月25日
公開日2023-11-18
最終更新2023-11-06
底本 「天変動く 大震災と作家たち」インパクト出版会
入力持田和踏
校正noriko saito

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