佐藤 春夫

幽明

――この小篇を島田謹二氏にささぐ――

新字新仮名 約11,798字・読了目安24分

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(1) 先年、幼児がどこかでうつされて来た急性トラコーマが一家中にひろまって、それは当時、友人F博士の治療ですっかり治っているはずなのに、時折は何かの拍子で眼が渋いような感じがしたり、へんに涙っぽいような場合があって、再発ではないかと神経を…

作品情報

初出「別冊文藝春秋 第四四号」1955(昭和30)年2月28日
公開日2025-03-20
最終更新2025-04-10
底本 「たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集」平凡社ライブラリー、平凡社
入力持田和踏
校正noriko saito

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