伊藤 左千夫

野菊の墓

新字新仮名 約35,413字・読了目安71分

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後の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣とは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余も過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時…

作品情報

初出「ホトトギス」1906(明治39)年1月
分類NDC 913
公開日1999-01-07
最終更新2014-09-17
底本 「日本文学全集別巻1 現代名作集」河出書房
入力kaku
校正伊藤時也

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