与謝野 晶子

産褥の記

新字旧仮名 約5,684字・読了目安11分

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わたしは未だ病院の分娩室に横になつて居る。室内では夕方になると瓦斯暖炉が焚かれるが、好い陽気が毎日つづくので日のある間は暖い。其れに此室は南を受けて縁に硝子戸が這入つてゐるから、障子を少し位明けて置いても風の吹込む心配は無い。唯光線がまぶし…

作品情報

分類NDC 914
公開日2000-06-01
最終更新2014-09-17
底本 「日本の名随筆42 母」作品社
入力もりみつじゅんじ
校正菅野朋子

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