佐左木 俊郎

接吻を盗む女の話

新字新仮名 約4,610字・読了目安9分

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一 街裏の露地で 社は五時に退けることになっていた。 併し、鈴木三枝子は大抵の日を六時か六時半まで社に残るのだった。別に仕事はしなくてもタイム・レコードで居残り割増金をくれることになっているからだった。 鈴木三枝子は、昼の仕事をなるべく残す…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-09-16
最終更新2014-09-17
底本 「佐左木俊郎選集」英宝社
入力大野晋
校正しず

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