小島 烏水

雪中富士登山記

新字新仮名 約5,416字・読了目安11分

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一 今朝は寒いと思うとき、わが家の背後なる山王台に立って、遥かに西の方を見渡すと、昨夜の風が砥ぎ澄まして行った、碧く冴えた虚空の下には、丹沢山脈の大山一帯が、平屋根の家並のように、びったり凍かんで一と塊に圧しつけられている。その背後から陶器…

作品情報

分類NDC 291 915
公開日1999-09-20
最終更新2014-09-17
底本 「山岳紀行文集 日本アルプス」岩波文庫、岩波書店
入力大野晋
校正地田尚

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