海野 十三

軍用鮫

新字新仮名 約7,933字・読了目安16分

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北緯百十三度一分、東経二十三度六分の地点において、楊博士はしずかに釣糸を垂れていた。 そこは嶮岨な屏風岩の上であった。 前には、エメラルドを溶かしこんだようなひろびろとした赤湾が、ゆるい曲線をなしてひらけ空は涯しもしらぬほど高く澄みわたり、…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-03-08
最終更新2014-09-17
底本 「十八時の音楽浴」早川文庫、早川書房
入力大野晋
校正福地博文

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