渡辺 温

嘘

新字新仮名 約9,634字・読了目安19分

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雪降りで退屈で古風な晩であった。 井深君の邸に落ち合った友達が五六人火のそばに寄って、嘘吐き――話の話しくらべをした。自分の素晴しい嘘で人を担いだ話や、またはそのあべこべのしくじり話やらをめいめいが語った。 そしてさて、主人の井深君の番にな…

作品情報

初出「新青年」1927(昭和2)年3月
分類NDC 913
公開日1999-09-14
最終更新2014-09-17
底本 「アンドロギュノスの裔」薔薇十字社
入力森下祐行
校正もりみつじゅんじ

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