武田 麟太郎

一の酉

新字旧仮名 約14,465字・読了目安29分

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帯と湯道具を片手に、細紐だけの姿で大鏡に向ひ、櫛をつかつてゐると、おきよが、ちよつと、しげちやん、あとで話があるんだけど、と云つた、――あらたまつた調子も妙だが、それよりは、平常は当のおしげをはじめ雇人だけではなく、実の妹のおとしや兄の女房…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-10-19
最終更新2014-09-17
底本 「現代文学大系 44 武田麟太郎・島木健作・織田作之助集」筑摩書房
入力山根鋭二
校正伊藤時也

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