岡本 綺堂

半七捕物帳

16 津の国屋

新字新仮名 約34,440字・読了目安69分

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一 秋の宵であった。どこかで題目太鼓の音がきこえる。この場合、月並の鳴物だとは思いながらも、じっと耳をすまして聴いていると、やはり一種のさびしさを誘い出された。 「七偏人が百物語をしたのは、こんな晩でしょうね」と、わたしは云い出した。 「そ…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-08-02
最終更新2014-09-17
底本 「時代推理小説 半七捕物帳(二)」光文社時代小説文庫、光文社
入力tatsuki
校正ごまごま

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