夏目 漱石

琴のそら音

新字新仮名 約24,219字・読了目安48分

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「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋灯の穂を細めながら尋ねた。 津田君がこう云った時、余ははち切れて膝頭の出そうなズボンの上で、相馬焼の茶碗の糸底を三本指でぐるぐる廻しながら考えた。なるほど珍らしいに相違ない、この…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-08-31
最終更新2014-09-17
底本 「夏目漱石全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正LUNA CAT

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