夏目 漱石

思い出す事など

新字新仮名 約67,825字・読了目安136分

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一 ようやくの事でまた病院まで帰って来た。思い出すとここで暑い朝夕を送ったのももう三カ月の昔になる。その頃は二階の廂から六尺に余るほどの長い葭簀を日除に差し出して、熱りの強い縁側を幾分か暗くしてあった。その縁側に是公から貰った楓の盆栽と、時…

作品情報

初出「朝日新聞」1910(明治43)年10月~1911(明治44)年4月
分類NDC 914
公開日1999-06-26
最終更新2014-09-17
底本 「夏目漱石全集7」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正伊藤時也

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