泉 鏡花

婦系図

新字新仮名 約204,645字・読了目安409分

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鯛、比目魚 一 素顔に口紅で美いから、その色に紛うけれども、可愛い音は、唇が鳴るのではない。お蔦は、皓歯に酸漿を含んでいる。…… 「早瀬の細君はちょうど(二十)と見えるが三だとサ、その年紀で酸漿を鳴らすんだもの、大概素性も知れたもんだ、」と…

作品情報

初出「やまと新聞」1907(明治40)年1~4月
分類NDC 913
公開日2000-08-17
最終更新2014-09-17
底本 「泉鏡花集成12」ちくま文庫、筑摩書房
入力真先芳秋
校正かとうかおり

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