伊藤 左千夫

春の潮

新字新仮名 約41,843字・読了目安84分

この作品を読む Amazonで探す

一 隣の家から嫁の荷物が運び返されて三日目だ。省作は養子にいった家を出てのっそり戻ってきた。婚礼をしてまだ三月と十日ばかりにしかならない。省作も何となし気が咎めてか、浮かない顔をして、わが家の門をくぐったのである。 家の人たちは山林の下刈り…

作品情報

初出「ホトトギス」1908(明治41)年4月号
分類NDC 913
公開日2008-11-08
最終更新2014-09-21
底本 「野菊の墓」集英社文庫、集英社
入力林幸雄
校正川山隆

伊藤 左千夫の他の作品

伊藤 左千夫の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。