大阪 圭吉

死の快走船

新字新仮名 約30,546字・読了目安61分

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一 太い引きずるような波鳴りの聞えるうらさびた田舎道を、小一時間も馬を進ませつづけていた私達の前方には、とうとう岬の、キャプテン深谷邸が見えはじめた。 藍碧の海をへだてて長く突出した緑色の岬の端には、眼の醒めるような一群の白堊館が、折からの…

作品情報

初出「新青年」博文館、1933(昭和8)年7月号
分類NDC 913
公開日2009-03-19
最終更新2021-01-05
底本 「とむらい機関車」国書刊行会
入力大野晋
校正川山隆

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