大阪 圭吉

闖入者

新字新仮名 約12,635字・読了目安25分

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一 富士山の北麓、吉田町から南へ一里の裾野の山中に、誰れが建てたのか一軒のものさびた別荘風の館がある。その名を、岳陰荘と呼び、灰色の壁に這い拡がった蔦葛の色も深々と、後方遙かに峨々たる剣丸尾の怪異な熔岩台地を背負い、前方に山中湖を取繞る鬱蒼…

作品情報

初出「ぷろふいる」ぷろふいる社、1936(昭和11)年1月号
分類NDC 913
公開日2009-03-12
最終更新2014-09-21
底本 「とむらい機関車」国書刊行会
入力大野晋
校正川山隆

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