岡本 かの子

新茶

新字旧仮名 約688字・読了目安1分

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それほど茶好きでなくとも、新茶には心ひかれる。 あの年寄りじみた、きつい苦みがないし、晴々しい匂ひがするし、茶といふよりも、若葉の雫を啜るといふ感じである。 色がいゝ。白磁の茶椀の半を満してゆらめく青湖の水。 さなりき、誘ふニンフも 誘はる…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-12-12
最終更新2014-09-17
底本 「日本の名随筆24 茶」作品社
入力門田裕志
校正林幸雄

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