高山 樗牛

滝口入道

旧字旧仮名 約64,706字・読了目安129分

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第一 やがて來む壽永の秋の哀れ、治承の春の樂みに知る由もなく、六歳の後に昔の夢を辿りて、直衣の袖を絞りし人々には、今宵の歡曾も中々に忘られぬ思寢の涙なるべし。 驕る平家を盛りの櫻に比べてか、散りての後の哀れは思はず、入道相國が花見の宴とて、…

作品情報

初出「読売新聞」1894(明治27)年4月16日~5月30日
分類NDC 913
公開日2001-07-12
最終更新2015-08-04
底本 「瀧口入道」岩波文庫、岩波書店
入力笠置一郎
校正双沢薫

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