森 鴎外

津下四郎左衛門

新字旧仮名 約27,335字・読了目安55分

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津下四郎左衛門は私の父である。(私とは誰かと云ふことは下に見えてゐる。)しかし其名は只聞く人の耳に空虚なる固有名詞として響くのみであらう。それも無理は無い。世に何の貢献もせずに死んだ、艸木と同じく朽ちたと云はれても、私はさうでないと弁ずるこ…

作品情報

初出「中央公論」1915(大正4)年4月
分類NDC 913
公開日2001-08-28
最終更新2014-09-17
底本 「鴎外歴史文學集 第三巻」岩波書店
入力kompass
校正浅原庸子

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