森 鴎外

そめちがへ

新字旧仮名 約8,194字・読了目安16分

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時節は五月雨のまだ思切悪く昨夕より小止なく降りて、欞子の下に四足踏伸ばしたる猫懶くして起たんともせず、夜更て酔はされし酒に、明近くからぐつすり眠り、朝飯と午餉とを一つに片付けたる兼吉が、浴衣脱捨てて引つ掛くる衣は紺にあめ入の明石、唐繻子の丸…

作品情報

初出「新小説」1897(明治30)年8月5日
分類NDC 913
公開日2006-04-16
最終更新2014-09-18
底本 「舞姫・うたかたの記 他三篇」岩波文庫、岩波書店
入力土屋隆
校正noriko saito

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