寺田 寅彦

花物語

新字新仮名 約11,505字・読了目安23分

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一 昼顔 いくつぐらいの時であったかたしかには覚えぬが、自分が小さい時の事である。 宅の前を流れている濁った堀川に沿うて半町ぐらい上ると川は左に折れて旧城のすその茂みに分け入る。 その城に向こうたこちらの岸に広いあき地があった。 維新前には…

作品情報

初出「ホトトギス」1908(明治41)年10月
分類NDC 470
公開日1999-11-24
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第一巻」岩波文庫、岩波書店
入力田辺浩昭
校正田中敬三

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