寺田 寅彦

解かれた象

新字新仮名 約3,478字・読了目安7分

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上野の動物園の象が花屋敷へ引っ越して行って、そこで既往何十年とかの間縛られていた足の鎖を解いてもらって、久しぶりでのそのそと檻の内を散歩している、という事である。話を聞くだけでもなんだかいい気持ちである。肩の凝りが解けたような気がする。 事…

作品情報

初出「女性改造」1924(大正13)年1月
分類NDC 915
公開日1999-11-24
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第二巻」岩波文庫、岩波書店
入力田辺浩昭
校正かとうかおり

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