寺田 寅彦

蒸発皿

新字新仮名 約9,267字・読了目安19分

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一 亀井戸まで 久しぶりで上京した友人と東京会館で晩餐をとりながら愉快な一夕を過ごした。向こうの食卓には、どうやら見合いらしい老若男女の一団がいた。きょうは日がよいと見える。近ごろの見合いでは、たいてい婿殿のほうがかえって少しきまりが悪そう…

作品情報

初出「中央公論」1933(昭和8)年6月
分類NDC 914
公開日2003-08-28
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第四巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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