与謝野 晶子

帰つてから

新字旧仮名 約23,242字・読了目安46分

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浜松とか静岡とか、此方へ来ては山北とか、国府津とか、停車する度に呼ばれるのを聞いても、疲労し切つた身体を持つた鏡子の鈍い神経には格別の感じも与へなかつたのであつたが、平沼と聞いた時にはほのかに心のときめくのを覚えた。それは丁度ポウトサイド、…

作品情報

分類NDC 914
公開日2003-02-22
最終更新2014-09-17
底本 「新小説」春陽堂
入力武田秀男
校正門田裕志

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