小林 多喜二

父帰る

新字新仮名 約1,488字・読了目安3分

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夫が豊多摩刑務所に入ってから、七八ヵ月ほどして赤ん坊が生れた。それでお産の間だけお君はメリヤス工場を休まなければならなかった。工場では共産党に入っていた男の女房を一日も早く首にしたかったので、それがこの上もなくいゝ機会だった。――それでお君…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-01-14
最終更新2014-09-17
底本 「日本プロレタリア文学集・20 「戦旗」「ナップ」作家集7」新日本出版社
入力林幸雄
校正ちはる

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